リピ・ゴビー
Grallenia lipi
 

 
 
2019.4.22 撮影
セブ(カタマラン)

 水深10mくらいの目の粗い砂地に、サビハゼのように数匹が群がっていました。サザレハゼと同じサザレハゼ属ですが、日本からは今のところ報告がないようです。

 ネットで見かける水中写真では、背鰭に茶色っぽい帯状の模様が入っているのが大半ですが、このとき一緒にいたハゼたちは、どれも、こういった透明感のある背鰭をしていました。観察中に色が変わって、帯が表れたという記載もあります。

 フィッシュベースには、フィラメンテッド・ピグミーサンドゴビーという英名がついていますが、ピグミーサンドゴビーというのがややこしいのと、学名から取ったリピ・ゴビーの方をネットでよく見かけることから、こちらを採用しました。