1999.8.13 撮影
西表 比内ビーチ『日本のハゼ』初版では、ヤツシハゼ属の1種−4とされていましたが、『新版 日本のハゼ』で、オニハゼ属に帰属され、オニハゼ属の1種−7とされました。
但し、ダイバーの間では、かなり昔から、このミナミヤジリハゼという通称で呼ばれています。
西表では、恐らく巣穴であろう泥地のクレーターの縁に、こうして乗っかっていました。
細身のなかなか格好のよい胴体に、ヤツシハゼのようなピンと尖った背びれが特徴です。
背びれには、黄色っぽい班点があり、背びれの後部には、黒い点の模様があります。西表の個体は、かなり近くまで寄ることができたのですが、PPRビーチでは、数が多かったわりには臆病で、テレコンで何とかという感じでした。
エビと共生する筈なのですが、一緒にいるところは、ついぞ見かけませんでした。また、いつ見ても1匹だった気がします。