セジロノドグロベラ
Macropharyngodon negrosensis
  

 
  
1994.7.22 撮影
慶良間(お花畑)

Canon EOS-Kiss+28-80ズーム(DIV)

 お花畑というと、慶良間の中では比較的流れがあり、しかも深いポイントとして知られています。

 底の土質は砂地で軟らかく、芽キャベツみたいなソフトコーラルが生えていて、流れに逆らおうとしてしても、手掛かりがないために、流れて行くしかないような感じのダイビングでした。

 しかもこの時は、ガイド氏が船頭を兼ねていたために、ドリフトができず、ガヒの沖合いに船をとめての、アンカリングでした。
 おかげで、えらく流れに逆らって泳がされ、頭痛がしたとログにあります(笑)。

 ガイド氏によれば、セジロノドグロベラは、ペアでいるのは、結構珍しいようです。
 左側の模様が細かいのがメス、右側の黒っぽいのがオスです。

 ちなみに、前年の8月にこのショップで潜って、マクロに興味を持ち、前年末にDIVのハウジングを買って、初めて本格的なマクロの撮影を始めたばかりでした。
 ベラやら何やら、すべてが珍しく、写真を撮りまくっていました。
 AFだったので、ムチヤギにいるガラスハゼに、なかなかピントが合わなくて、苦労したのも覚えています。

 ところが、しばらく後に、ガイド氏が某雑誌に載せたエッセイには、「マクロならMF、ズームは中途半端、カメラはニコン」と、悉く我が道を否定するような言葉があり、さすがに苦笑せずにはいられませんでした。

 とはいえ、私が今マクロに興味を持って、ここまでダイビングを続けてこれたのは、彼のおかげではあります。