オハグロベラ(メス)
Pteragogus japonicus
 

 
  
1999.1.31 撮影
川奈(ビーチ)

F4 105mm×1.5倍

 川奈のビーチには、まさに至るところにいる普通種です。

 しかも、人を恐れないので、好奇心を丸出しにして、こちらに寄って来ます。
 おかげで、写真は撮りやすいのですが、こういった正面顔が多くなってしまいます。

 メスは、砂地よりも岩場の物陰に潜んでいることのほうが、多いようです。
 一方オスは、もっと派手な顔付きをして、時折砂地で寝転がったりしています。
 婚姻色をバリバリに出しているので、産卵の準備をしているのかもしれません。

 メスとオスの区別は、背びれでもつくようで、背びれの前が上に伸びているのがオス、この写真のように、伸びていないのがメスだそうです。

2025/4/5追記
 25年前には、上に書いたように、あちこちにいたオハグロベラですが、2024年の5月から2025年の3月までの1年間、川奈で潜った26本において、一度もオハグロベラを見ていません。
 温暖化によって、南から来た別の種の魚に、生活場所を奪われてしまったのでしょうか。