ギンガメアジ
Caranx sexfasciatus
  

 
  
2001.5 撮影
バリ(トランバン)

ニコノスV+15mm

 大きな群れを作る、アジの仲間です。
 バラクーダと混泳して、さらに大きな群れとなって、ギンバラトルネードなどと呼ばれることもあります。

 アジなどの光りものは、寿司ネタでもあることから、日本人には格別の人気がありますが、西洋人にはそうでもないようです。
 以前モルジブで、ギンガメの数匹の群れが後ろからきたとき、バディが隣のドイツ人に指さして教えたのですが、うなずかれて終わりでした。

 モルジブなどでは、ハウスリーフの浅場に、このような群れが居ついていることが多いのですが、大抵の場合、船や建物が入ってしまって、なかなかうまく写真が撮れないことが多いようです。

 一方、パラオやシパダンのギンガメは、数も多くて群れに迫力がありますが、外洋を泳いでいるだけに、必ず決まった場所にいるというものでもありません。

 その点、トランバンのギンガメは、決まった場所(沈船の上)の浅場にいる上、周囲にダイバー以外の邪魔者がありませんから、写真撮影にはいい条件です。