シノビハゼ
Ctenogobiops tangaroai
 

 
 
2002.3.12 撮影
パラオ PPRビーチ

 ガレ場や砂地にエビと共生しています。本種がいるところでは、あまり他の共生ハゼを見かけない気がします。生命力が強くて他のハゼを追い出してしまうのか、それとも、他のハゼが棲む気がしないところを好んで棲むのか、どちらでしょうか。

 この写真も、PPRビーチの北沖の砂地で撮ったもので、周囲にはシノビハゼたちがいっぱいいたのですが、他には浅場にギンガハゼがいたくらいで、他のハゼは、殆どいませんでした。

 シノビハゼ属は、胸鰭に白色班があるというのが、大きな特徴となっており、他の属と判別しやすくなっています。

 その一方で、背鰭が長く伸びているハタタテシノビハゼを除くと、シノビハゼ属の中では見分けがつきにくいのですが、このシノビハゼは、体側の模様が黒色斑点とその中央の黄色斑点からなっているのが、特徴です。