タカノハハゼ
Cryptocentrus caeruleomaculatus
   
 
2002.3.12 撮影
パラオ PPRビーチ
 オイランハゼのような顔の模様と、ヒノマルハゼのような体側の黒斑と、フタホシタカノハハゼに似た名前を備えた、どうにも特徴の掴みにくいハゼです。

 体側の黒斑がどれも同じような模様で、白い縁で彩られていないことが、ヒノマルハゼとの違いでしょうか。

 写真に撮ると、意外に派手な模様をしており、体側の青い小さな点は、肉眼では全く気がつきませんでした。

 「日本のハゼ」初版によれば、棲息水深が3m以浅ということで、ダイビングでは見かけることが少ないハゼです。

 この個体は、PPRビーチの浅場に1匹だけいたのですが、残念ながら背びれを開いてくれず、こんな丸太ん棒みたいな写真になってしまいました。 
 


 
 
2001.8.15 撮影
水納島(ビーチ)
 どちらかというと泥地に多い種類ですが、この個体は、珍しく、水納島の白砂のビーチ(水深2m以下)に棲んでいました。後ろに見えている斜めの線は、エビの触角です。

 どうせなら、真正面の写真も撮っておきたかったところです。
 


 
 
 
1999.4.2 撮影
マブール(マングローブ)
 マブール島から船で遠征して、ボルネオ(カリマンタン)島の、足がつくくらいの水深の泥地ポイントに行ったときの撮影です。

 特に画像処理はしておらず、ハゼの派手な模様が、海底の砂礫に紛れて、逆に迷彩になっているのがわかります。
 


 
 
 
1999.4.3 撮影
マブール(オールドハウスリーフ)
 真上から撮影した写真です。これだと、何ハゼかさっぱりわかりません。こういった写真を撮った場合の、同定の参考になれば。