イトヒキハゼ
Cryptocentrus filifer
(Myersina filifer)


 
2000.6.10 撮影
川奈ビーチ 水深:12m

 泥地に住み、縁が盛り上がったかなり大きな巣穴を作って、エビと共生します。それほど人を恐れず、近づいてもずっと同じ格好で、余裕を持って前を見ています。

 かつてはイトヒキハゼ属(Cryptocentrus)でしたが、ハゴロモハゼ属(Myersina)になったという研究もあります。ここでは、『新版 日本のハゼ』に合わせ、イトヒキハゼ属のままとしておきます。

 和名の由来は、その背びれと思われますが、普段はこの背びれは折りたたまれ、人が近づいていざ逃げようとするときや、ストロボが光ったときに、ピンと立つようです。

 下は、カラーバリエーションや角度を変えた写真です。


 
 
 
 
2000.7.2 撮影
川奈ビーチ 水深:12m

 エビと一緒に出ているのは、意外に珍しく、40枚超の写真のうちで、他に1枚だけでした。


 
2001.4.15 撮影
川奈ビーチ

 かなり寄って、斜め前から撮影した写真です。もう少し正面に回ったカットも、押さえておきたかったところです。


 
 
2002.3.31 撮影
川奈ビーチ

頭部から背中にかけて、白っぽい色をした個体です。


 
2002.5.5 撮影
川奈ビーチ

 全身が、白っぽい色をした個体です。せっかく尾びれを開いていてくれているので、これで背びれが立っていればよかったのですが。